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リアルタイム株価データの取得の仕組み

楽天RSS(Realtime Spread Sheet)の特徴の図で、「Excel」の部分を自分で作るソフトウェアに置き換えればよいことが分かり、DDEについても、理解できました。しかし、あともう一つ問題点があることにお気づきになったでしょうか。
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それは、「2.マーケットスピードのログイン画面から、ユーザ名とパスワードを入力し、インターネットの楽天証券サーバにログインします。」の部分です。つまり、他のソフトウェアへのキー入力が必要になってくるのです。しかし、筆者は不幸にもInternet Explorer(IE)を操作して注文を行うのはじめの部分で、「キー入力などような不安定な手法は採用ない」と断言してしまいました。筆者はこの難局をどのように乗り切ればよいでしょうか。(なお、「キー入力は絶対に禁止」ということではなく、止むを得ずキー入力が必要になる泥臭い場面もあると思います。ただ、避けられるなら採用しない方針で考えてください、というものです。)

実は、楽天証券サーバにログインする方法として、ここでも、全く別のアプローチをとります。答えは、「楽天証券サーバにログインするライブラリを使う」です。世の中には大変研究熱心な方がいらっしゃり、マーケットスピードを起動せず、楽天証券サーバにログインできるMkspifと呼ばれるライブラリが無料で公開されています。もちろん、VBから簡単に利用できるものです。
楽天RSS(Realtime Spread Sheet)の特徴の図を、私たちが作るソフトウェアに置き換えて、書き換えてみましょう。

Excelが「自作ソフト」に、マーケットスピードが「Mkspif」と「マーケットスピードDLL」に置き換わりました。実は、「Mkspif」というライブラリは、マーケットスピードにまるまる置き換わるわけではなく、その名の通り、マーケットスピードのインタフェースだったのです。実際のデータのやりとりは、マーケットスピードのDLLが利用されています。さて、「Mkspif」というライブラリには、もう一つ、楽天RSSを起動するという機能も持っています。これにより、読者は、マーケットスピードの起動からも、楽天RSSの起動からも解放されることになります。自作ソフトからは、Mkspifを通して、楽天証券サーバへのログインと楽天RSS起動を行えばよいのです。
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